2021年09月08日
②賃貸住居ブログ
貸主の修繕義務の責任について。
(この記事のブログ№8225)
(2021年1月23日)先日、近所の賃貸戸建にお住いの住むAさんからこんな質問をいただきました。
「水回りから床下に水が漏れていて庭まで水浸しになっている室内にまで達している、貸主さんに連絡したところ『業者さんに修理の見積もりをいただいて下さい』と言われた。どなたか、お知り合いの業者様等いらっしゃいましたら、ご紹介いただくことは可能でしょうか?もし、可能であれば、業者様についてご連絡いただけると幸いです。」
それは、さぞお困りだと思い、直ぐにご返信を差し上げました。
一次側の設備などの部分の修理義務は貸主にあります。
弊社で業者さんをご紹介すること自体は可能ですが、費用負担を含め貸主様が業者を手配するのが筋です。設備・構造などの部分の修理義務は貸主様にありますので、このような場合は、借主様側で業者を手配することは止めた方が良いと思います。再発した場合に施工が悪いから再発したのではないか・・となって、発注者の責任ではないか、借主・貸主どちらが発注したのか、など曖昧になります。また、漏水が他の箇所にも波及していることもあり得ます。借主様が修理に関わると、そうした波及部分にも関与させられてしまいかねません。
管理会社経由で伝える。
この借主様のケースでは「もともとは、B不動産が、この物件の担当かと思うのですが…なかなか連絡が取れないので…連絡先が変わっていたり…という状況で…」とのことでした。管理の委託先がB不動産であればB不動産経由で貸主に対応してもらうという形が望ましいです。B不動産という第三者が介入することにより客観的な記録が残ります。大変かもしれませんが、管理会社のB不動産に何度も電話して状況を伝えて、そして貸主様に貸主様手配で修理してもらうように要望された方が良いと思います。
関連ブログ:管理設備故障に対する管理会社の対応が遅い、どうにかしてほしい。https://coopers.jp/contents/9515
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稲吉 靖彦
●ご 挨 拶 ●代表の稲吉靖彦(イナヨシヤスヒコ)と申します。たまプラーザ駅・あざみ野駅を中心に、 お部屋をご紹介しております。結婚を機にたまプラーザに住みました。都内の不動参加者に勤務の後、2004年に地元たまプラーザで開業しました。 かみさんと2人の街の小さな不動産屋ですが、きめ細やかなサービスをこころがけております。●たまプラーザ在住暦:1990年12月~30年超。 (ちなみに妻は40年超。)●家族構成: 妻と娘の3人家族● 好きな食べ物:ラーメン・カレーライス。 枝豆・ビール・モツ煮。(高プリン体のものが好きなので、通風気味です。) ●好きな音楽:フリー/ジャニス・ジョプリン/スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ビル・エヴァンス//マーヴィン・ゲイ/チェット・ベイカー ●好きな場所:広いところ。解放感があるところ。風通しの良いところ。高台など。 ●好きな車:ミニ(ミニ・クーパー)/コルベット・スティングレー ●好きな事:DIY・作ること・工夫すること。 ●趣味:ギターを弾くこと。 弦高調整をすること。 ●経歴:1984年3月:立教大学経済学部経済学科卒業/ 1984年4月:某船会社入社・主計部・人事部・採算管理業務などに携わりました。/ 1989年2月:同社退職 / 1989年2月から1991年2月まで充電のためお休みしてました。/ 1991年2月:某不動産会社勤務/千代田区内のオフィスビル賃貸仲介業に携わりました。/ 1992年10月:同社退職。/ 1992年10月:某不動産会社入社 事業用ビル(オフィスビル・マンション・店舗・倉庫)の営繕・管理業務および仲介業に携わりました。/ 2003年1月:同社退職。/ 2004年9月:クーパーズ不動産、設立。現在に至る。/ ●資格:宅地建物取引主任者(1991年取得)
●地域密着型不動産屋●たまプラーザに住んで30年超、妻は40年超、娘は地元で育ちましたので、 地域の口コミ情報や住んでいるからこそわかる情報をお知らせします。地元の友人の職種は、 クロスの職人さん、畳屋さん、医者、車屋さん、設計士さん、ピアノの先生、保母さん、弁護士さん、 など多岐に渡っております。 多くの地元の友人からの情報、近所の方々からの情報等、地域密着ならではの情報収集を心がけています。 この仕事を通して微力ながら不動産業界ひいては地域のお役に立てればとも考えております。
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