「住まい探し」と「人間力」
近所のお母さんからの依頼
(この記事のブログ№4334)「うちの息子が就職で都内で始めて一人暮らしすることになりました。今週末、現地の不動産屋に行って物件を内見しに行くとのこと。出来たら私も一緒に付いて行きたいのだけど、息子は、一人で大丈夫と言ってきかない。ホント、世間のことに疎い息子なので、心配なんです。色々と息子に事前にアドバイスしてもらいたい、お話を聞かせてほしい。」と近所の知り合いの方から言われました。
息子さん来店。
早速、息子さん(K君)がやってきました。開口一番、「どうしたら、家賃を値引きしてもらえますか?内見の際に案内をしてくれる人に交渉をして安く借りたい、就職したばかりなので、給料も安いし、何とか支払いを少なくしたい。」のこと。
気持は、よくわかります・・・。
息子さん(K君)の頭の中
恐らくK君の頭の中では、案内をしてくれる人(営業マン)=不動産屋=貸主という図式なのでしょう。イコール「=」とまではいかなくても、「≒(ほぼ同じ)」と思っているみたいです。
案内してくれる人は、仲人
上記のような[案内をしてくれる人(営業マン)=不動産屋=貸主]という図式の不動産取引のケースはごく稀です。そもそも貸主は直接に借主に会いたくないので、不動産屋を通しているのですから。案内してくれる人は、貸主ではありません、借主との仲を取り持つ人です。いわば仲人(なこうど)です。「賃料を安くしてほしい」ということは、「花子さん(太郎さん)と結婚したいけど持参金を少なくしてほしい」ということと同じような意味です。それならば「花子さん(太郎さん)」を大事にするからということが前提になりますよね。
仲を取りまとめもらう
さて、ポイントです。どうしたら、案内をしてくれる人が、仲を取りまとめてくれるかどうか、ということです。案内をしてくれる人に「この人のためなら、交渉を頑張ってみたい!」と思わせる事が大事なのです。そのためには、正直に自分の収入内容を伝え、お部屋を丁寧に使用する誠意を示すことが大切です。これって、「人間力」ですね!「人間力」が大切なのは、初めて部屋を借りるK君に限ったことではありません。どの借主様にも言えることです。
もちろん、「案内をしてくれる人」が、ちゃんとしていることが前提です、押し売りするような人だったら論外です、まずは不動産屋を選びましょう。
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