コロナ前からある住宅ローンの悩み
(この記事のブログ№4196-11114)「コロナの影響でで住宅ロ-ンの返済がおぼつかなくなった」と注目されている昨今ですが、住宅ロ-ンの返済の悩みは今までも常にありました、コロナ前は「ゆでガエル世代」の自宅売却の悩みでした。
「ゆでガエル世代」の自宅売却の悩み。
ローンの残債をみて「さて、どうしよう・・。」
「ゆでガエル世代」(1957年から66年生まれ)が、さて子供たちも進学、独立で家を出ていったし、夫婦二人のコンパクトな住居に住み替えるか・・自宅をダウンサイジングしよう・・などの理由で売却しようとすると、良くある事例が、「ローンが、あまり減っていない・・。」という現実です。「ゆでガエル世代」の多くの方が不動産を購入した頃と言えば、今から比べたら不動産は高く、金利も高い利率の時代でした。その結果、ローンの残債をみて、「さて、どうしよう・・。」と考えます。
「ゆでガエル世代」の特徴『でも、大丈夫!』
「世代」と言えば、古くは、「団塊世代」、直近では「さとり・ゆとり世代」。
1957年から66年生まれの2020年時点の満年齢で54才~64才は、「ゆでガエル世代」と言われているそうです。
「ゆでガエル」とは「カエルを熱湯に入れたら、驚いて飛び出すけれど、常温の水にカエルを入れて、徐々に水を沸かすと水温が上がっている事に気付かず、ゆで上がって死んでしまう。ゆっくりと進行する危機や環境の変化は「ぬるま湯」に感じてしまい、対応する勇気を見失ってしまう」という、何とも恐ろしく、哀しく、間抜けな例え話が、ネーミングの由来だそうです。実際にカエルを茹でたら嘘だろうと思いつつも、妙に説得力のある例え話です。
1957~1966年に生まれた世代と言えば、右肩上がりの高度成長時代の日本経済という実体験を経験しており、この成長が永遠に続くあろうという幻想を生まれながらに刷り込まれており、しかもバブル経済まで体験してしまった・・。バブルの崩壊を経ても、さらにITバブル崩壊、リーマンショック、などを経験してもなお、「三つ子の魂100まで。」とは、よく言ったもので、若いころの良い思い出に浸り、なぜか、某銀行のテレビCMの某女優の台詞の様に、「でも、大丈夫!」と、根拠のない自信で現実を漠然と傍観してしまう・・。「ゆでガエル世代」ど真ん中の私には、耳が痛いです。
問題に対処のポイント3つ。
問題に対処するときに心すべき点は、3つ有ります。①現状をよく見ること。(少なくても現状の相場はどれくらいなのか、調べてみる。)②現状をよく見て行動に移すこと。(売る、売らないは別として、先ずは、第三者に査定を依頼してみる。客観的に見る。)③動くべきときに決してぐずぐずしないこと。小さな事でも先送り放置すると解決が難しくなる傾向があり、勝つと決めて頭がしびれるほど戦略を練り、いち早く行動を起こすことで活路が開ける確率は高まります。(自宅を手放した方が良いのか、残した方が良いのか、残してそこに住むのか、賃貸に出したらよいのかなどなどの選択肢を列挙する。)
査定後のしつこい営業が嫌な方のために。『でも、大丈夫!』
ここまで読んでいただいて、「そうか、とりあえず査定額を調べてみよう。」と決意した方が、次に思うことは、「査定額が低かったショックだなぁ~」「査定後のしつこい営業で気が滅入りそう・。」「買い叩かれそうで怖い。」ということです。『でも大丈夫!』弊社は、査定というよりも相場をお知らせすることを大事にします。近隣エリアの最近の成約事例はもとより、現在売り出し中の販売図面をお渡しします。そうした情報を一覧表にしてお渡しします。そうして、頭を休めて整理していただく機会になれば幸いと考えています。
もうひと踏ん張り!
他の世代から「ゆでガエル世代」と揶揄されて、「良い時代に乗っかっただけ」といわれることもあります。それでも良い時代に享受できた肯定的な体験は、自己肯定感を高めてくれます。アナログもデジタルも対応できる世代です。。(よく言えば両面対応、悪く言えば両方とも中途半端ですが・・)良くも悪くも、多少なりとも、「根性論」も「精神論」も「ハングリー」さも分からないわけではないです。1964年の東京オリンピックも、なんとなく記憶しているし、1966年は ビートルズ初来日だし、1969年には人類が月に行ったことも覚えています。「働き方改革」「人生100年時代」なんて若いころは、取りあげられることさえなかった、想像も出来ない時代にもなって来ました。「ダイバーシティ/多様性」が取り上げられて、今迄の経験を活かせる生き方も見つかるかもしれないです。もうひと踏ん張りですね!
