賃貸空室リフォームのDIYで可能な範囲(空室対策)
(この記事のブログ№4064)
退去後のお部屋の原状回復として部分的に傷みを修繕する場合につきまして、DIYで可能な範囲をお部屋の個所別にご説明させていただきます。
空き室をお持ちの家主様のご参考になれば幸いです。
尚、クーパーズ不動産では、クリーニング、リフォーム工事も受託を行っています。
①浴室。
浴室は注目度が高いですが、酷使される個所だけにDIYのハードルは高いです。
先ずは丁寧にクリーニングで単純な汚れを落としましょう。石鹸の粕のこびり付き、カビなどは少し硬めのスポンジで軽くこすってみましょう。
タイルの目地のカビは特に目立ちます。クリーニングでどの程度汚れを落とすことができるか部分的に試してみましょう。
タイルの欠けは防水にも影響します。
風呂釜の劣化は、故障したときに入居者様へのご迷惑の大きさを考えると慎重に丁寧に交換時期を見極めることが重要です。
換気扇の作動状況もカビの発生に影響しますので、クリーニングや交換の見極めが大切です。
②キッチン
キッチンはシステムキッチンに交換が望ましですが、クリーニングの場合は、コンロ台の金属天板のサビが目立ちます。
サビを取りすぎると天板が薄くなりますので、加減を調整した研磨作業で丁寧な仕上がりをアピールしたいところです。
③水回り
洗面化粧台やトイレ便器のクリーニングは、ひどい汚れでなければ、DIYで可能だと思います。しっかりとクリーニングしたい箇所となります。
④壁紙
壁紙は、クリーニング、補修などで張替せずに済む場合もありますが、自信や経験値がなければDIYは止めたほうが良いと思います。
プロにお任せすることをお勧めします。張り替える場合は、どこまで張り替えるか、「見切り」が大切です。
部分的に張り替える場合はアクセント・クロス、ボーダークロスなどの方法もあります。
尚、賃貸のお部屋をさがしていらっしゃる方は、内装工事について詳しくない方もいらっしゃいます。
リフォームの知識のないこともあります。
体験としてこんなケースがありました。あるマンションを内見しましたところ、お部屋の壁紙がダラリと1㎡(1メートル四方)くらい剥がれている箇所が散見されました。
貸主様は、「契約が決まったら、リフォームをする」とのことでした。
内見された方は、「壁紙が剥がれている」→「壁が崩れている・壁にヒビが入っている」くらいに受け止めていらしたので、
速やかに補修されることを貸主様びご提案させていただきました。
⑤床
床は、フローリングの場合は傷のささくれを補修しましょう。充填物などを埋めるます、小さい傷ならDIYで可能だと思いますが、
傷が大きい場合屋傷のヵ所が多い場合は、プロにお任せすることをお勧めします。
