賃貸住宅の家賃の発生日の「先延ばし」について。
こじれると厄介な「入居希望日の先延ばし」
(この記事のブログ№5420)
条件交渉としまして、お家賃を下げてほしい!というご希望は良くありますが、盲点となるのが入居日(=賃料発生)です。
入居日(=賃料発生)をなるべく先に延ばししてほしい、というご希望です。
意外とお申込みの時点まで気が付かないことが多く、こじれると厄介です。
お部屋を内見して、間取りも、広さも、家賃もピッタリ!さあ申し込み!
但し、入居は2ヶ月後の予定・・こんな場合はどうなるのでしょうか?
尚、「家賃は原則として前払い」が一般的です。
一般的に最大に待って1ヶ月後
一般的に、入居日(=賃料発生)は、お申し込み日から最大に待って1ヶ月後頃からの発生となるケースが多いです。
貸主さんにしてみれば、早く入居してもらって、早く家賃をいただきたいからです。
多くの賃貸住宅が解約予告1ヶ月前なので、それに合わせて「最大に待って1ヶ月」というが一般的です。
入居日(=家賃発生日)が先の方が貸主にとってありがたい、という場合も稀にあります。
貸室を大規模に修繕しなければならない、大きな故障個所があるなどお部屋のリフォームに時間がかかる場合です。
学生さん用の物件は、待ってくれる場合もある。
シングル用のお部屋、特に学生さん用の賃貸物件の場合は入居が3月頃に集中するので、お家賃の発生をその頃まで待ってくれる貸主さんも散見します。
但し、入居(家賃発生)は先でもよいので、契約自体は早めに済ますことが求められます。
まだ入居中の場合は内見せずに契約というケースも無きにしも非ずです。
学生さんの他にも就職での一人暮らし用のお部屋探しの場合でも同じように考慮してくれる場合があります。
近隣に学校が多い、一人暮らし用の物件が多い、など地域の特性もありますので、地域蜜着の不動産屋さんい聞いてみることが良いと思います。
ちなみに以下のマンションは学生さんの場合は、入居日をご相談可能です。
入居日ご相談可能です。ワンルーム/フルリフォーム
入居日までに期間がある場合は・・。
①「最大に待って1ヶ月後」を交渉して「+アルファ」を捻出する。
経験上、「+アルファ」の期間は、1週間から10日程度ですが、期待はあまりできません。
②空家賃を払う。(「からやちん」=入居しない期間の家賃を支払う)
勿体ない方法ですが、どうしても契約したい物件の場合は、借主さんにご負担していただきます。
③入居希望日の1ヶ月「+アルファ」前になったら、本気で探し始める。
それまでは徹底的に候補物件を探しまくる。
入居日前1ヶ月「+アルファ」になったら一気に内見する。
この場合は、第一候補が決まってしまったら、第2、第3候補でも妥協できる、くらいのメンタルが必要です。
原則として「家賃は前払い」となります。
以下のようなご質問をいただきました。ご参考にしていただければ幸いです。
ご質問内容
当月1日に入居した場合家賃発生はいつからですか?
1日に入居してるから、当月末には、当月分、もしくは翌月分が発生するのでしょうか?
ご回答
一般的なケースで説明させていただきます。
フリーレントなどの特典がなければ、普通は、当月1日に入居した場合、家賃発生は当月1日からです。
家賃は前払いですので、当月1日に入居の場合、契約の時に当月分の家賃も先に支払う形になるのが通常です。
つまり、敷金や礼金と一緒に入居日からの当月分の家賃(前家賃)も契約時にまとめて支払います。
そして当月末には、翌月分の家賃の支払いとなります。
尚、月中から入居の場合は、その月は日割り家賃となることが一般的です。
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